2月11日(日) 涅槃会のお知らせ
能登半島地震に被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
慈恵院では、来る2月11日(日)、涅槃会(ねはんえ)の法要を行います。
日時:2月11日(日) 朝8時
場所:府中本山 本堂
涅槃会は三仏会の一つで、お釈迦様の命日(本来は2月15日)に行われます。
涅槃(ねはん)とは、古代のインドの言葉のニルヴァーナから来ていて、煩悩の火が吹き消された安らかな境地を意味します。
お釈迦様が亡くなられる時に、お弟子さんが尋ねました。
私たちはお釈迦様が亡くなった後、何をよりどころにすればよいのかと。
お釈迦様は答えます。
“自燈明(じとうみょう)、法燈明(ほうとうみょう)”。
自らをよりどころとし、法(仏様の教え)をよりどころにせよという意味です。
人は生まれる時も死ぬときも、一人で来て一人で行きます。
看取る人がいようがいまいが、死出は一人旅です。
一人でお先が分からない真っ暗な道を行かなければなりません。
人生を他人任せにしてきた人は、そこで後悔します。
自分の灯りに火がついていないのです。
主体性を持って人生を送ることで、はじめて自分の灯りに火がともります。
「死ぬときに精一杯生きた」という自信を持ち、後悔なくあの世へ旅立ちたいものです。
慈恵院
一覧へ戻る