犬の葬儀を行うにも細かい部分では違いますから
ペットとして飼っている犬が逝ってしまった場合は狂犬病予防法第四条という法律のために30日以内に死亡届を提出しなければなりません。
それを済ませたうえで今の時代は全国あちこちに犬や猫など扱うペット専門の葬儀業者がたくさん存在しています。
しかしその犬や猫などペット専門の葬儀業者も細かい部分では業者ごとに対応やプラン内容が異なっていたりなどします。
プラン内容で異なる部分では火葬されるときの対応となります。
というのは火葬されるときは個別火葬と合同火葬があるからです。
合同火葬というのは他の飼い主のペットと一緒に火葬してしまうというやり方です。
そして火葬するにはそのための設備を必要とします。
この場合だと自治体の火葬炉を利用する場合と民間業者自らが所有している火葬炉を利用する場合があります。
火葬炉自体の利用料金は自治体所有のほうが基本的に安いですが、
自治体によっては遺骨の収骨が不可能だったり、一部しか収骨できないなどする場合があります。
またその利用料金も市内料金と市外料金に分かれます。
市内料金というのは住民票が火葬炉がある該当地域内に住んでいる住民が利用できる料金で、
市外料金よりも大幅に割安になります。
それに引き換えて民間業者の火葬炉ではこれらの市内や市外料金などといった制限は基本的にありません。
そのために誰でも平等に利用することができます。
ペット専門の葬儀業者自らが所有する火葬炉は建物に設置されているのと、
車に備わっている移動式火葬炉の2種類に分かれます。
いずれも自治体所有の火葬炉に比べて料金は少々高めになる場合があります。
移動式火葬炉の特徴はペットの飼い主の自宅まで出向いて、その場で火葬をしてくれます。
この火葬では個別火葬と合同火葬の2種類がありますが、
合同火葬の場合は個別火葬に比べて料金が大幅に安く済むけど収骨されない場合があります。
対して個別火葬の場合は値段も高いですが、遺骨は収骨される場合とされない場合の両方があります。
収骨された場合、その後は墓地に納骨されるなどしますが、これも業者によって対応がまちまちなので、
事前にしっかりと情報収集や問い合わせをするなどが推奨されます。
慈恵院は人間の火葬炉と同じ固定式火葬炉のみを使用し火葬します。
この『火葬』とは、ただ”遺体”を”骨”にするということではなく、
”死者を弔う儀式”であって、その儀式を安易に行うものでは無いと考えているからです。
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