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生きる

今年の節分は二月二日でした。なんでも124年ぶりなんだとか。
生きてると色々な事があるものです。

閑話休題

すでに報告している通り、先日供養受付の看板猫であるルナが亡くなりました。
(私見ですがルナは老齢でしたがいつもお姫様に見えました。花場のくろさんはいつ見てもマダムっぽいです)


亡くなる数日前からいつもと違う行動をとり、前日は朦朧としながら道路を渡り池の前でたたずんでいたり。危ないので隣で一緒に眺めましたが、彼女には何が見えていたのでしょう。

そんな姿を前に、私は彼女はしっかり生きてると感じました。その時が来るまでフラフラになりながらも生ききる。

ただ命を生きる。命を全うする。

言葉にすると当たり前に思えますが、実行できてますか?


動物は日々実践してますが、人間は頭で考えてしまいます。この文章だって思考が先行して作られていますし。いや難しいです。

先日出会った人もそうでした。後から考えて業が深かったのかなと思いました。
業とか性(さが)って小説や漫画などで目にしますが、そんなものではありません。


彼は話し方や体の動かし方に無意識な癖がついていて、うまく言えませんが邪魔をしているのです。
とても曖昧な表現ですが、真剣に生きている様子を感じ取れなかったです。

ですが彼に限らず私だって真剣に生きてると言えるか? 命を生きてると体現できるか? そんなこと考えますし、これ自体頭先行ですね。難しい。


人間はそんな無駄を一枚ずつ剥ぎ取るか、何らかの体験で思いっきり裸にならないと難しいと思いますが。

ルナや先に逝ったものは我々にあるがままの命を見せてくれて

もちろんそれ以外の、同じ時間を過ごして彼ら彼女らに与えられたたくさんのものも含めて


ただただありがとうと感謝です。

宗務部 勇堂


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