不許葷酒入山門
山門シリーズ第二弾
皆様いかがお過ごしでしょうか?昨今はコロナも大分落ち着いてきましたので、久しぶりにご先祖さまのお参りをされた方も多いと思います。
また面倒なマスクをしないで新鮮な空気の中、解放感を楽しまれたと思います。
ところで、お参りをされたお寺、特に禅宗の山門の前に以下のような文言の「看板(石碑)」に気付かれませんでしたか?
曰く『不許葷酒入山門』・・・読み方は「葷酒山門に入るを許さず」(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)
意味は臭いの強い野菜=葷(ニンニクやニラ)、お酒等はお寺に持ち込んではダメだ、という事です。いくら野菜でも元気の出る物を食べさせると、
若い修行僧だけに、修行の邪魔になるので持ち込み禁止となった、との事です。お酒も酔っぱらってトラブル等を起こさない為。
しかしながら修行僧でない皆さまには、ニンニクやニラのたっぷり入った餃子などを食べて健康で元気に人生百年を謳歌して下さい。
ただ身体に良いとは言え、食べ過ぎないようにご注意!!また他人とお話する時は、要マスク。口臭で人を不愉快にさせないようちょっとした気遣いをお願い致します。
相手へのへ思いやりがなければ、これが本当の「口害(口臭害)」身近な「公害」となります。どうかお気をつけて。
慈恵院僧侶・坪川
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