「おはぎ」
今年の秋分の日は9月22日、その前後3日間、合わせて7日間の9月19日から25日が秋の彼岸になります。
馬肥えてしまう秋、食べ物の話を今回はしようかと思います。
春はぼたもち、秋はおはぎと申しますが、物は一緒ですが呼び名が違う。
ぼたもちは牡丹の名から、おはぎは萩の名からつけられたようです。
昔から人々は季節を肌で感じ、色々な物事でそれを表現してきました。このぼたもちとおはぎの話を聞くだけでも、人が季節を感じる五感を持ち、それを楽しむ心を持って日々生きていることを感じて、心なしか誇らしい気持ちにもなります。
忙しく流れていく日々、人が昔から続けてきたこの季節を楽しむ文化、忘れがちではありますが、そういった文化を楽しむ心は、大切にしたいですね。
慈恵院僧侶 常盤
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