慈恵院・府中本山 花便り ~令和5年8月~
少し前のことになりますが、今回は、ひまわり(向日葵)をご紹介します。
北アメリカ原産のひまわりは、古くからネイティブ アメリカンの食用作物として活用されてきました。
16世紀にスペイン人の医師が、アメリカ北部からスペインにひまわりの種を持ち帰り、栽培を始めたとされています。
17世紀になると、ひまわりが観賞用の植物としてフランスやロシアに伝わりました。
その後、オーストラリアや南アフリカなど世界中に伝わると、主に油の原料としての栽培されるようになりました。
ひまわりが観賞用として日本へ伝わったのは、江戸時代とされています。
明治に入ると、油の原料や飼料として普及しました。
現在も、ひまわりの種に含まれる豊富な栄養価は高く評価されていて、観賞用としてだけでなく、食用として長く重宝されています。
近くに「ダリア」と「コスモス」も咲きました。
慈恵院 府中本山より
一覧へ戻る