供養への思い
人は生まれてからこの世を去るまでに、どれほどの人達と、またどれほどの生き物たちと出会い、そしてお別れすることになるでしょう。
身近では親族であり、一緒に暮した動物達であります。
そして友人、学校・職場の人達、広くは日本国内・海外の人々すべてかけがえのない命であります。
個人的な欲得で捉えると憎しみや怨みにつながり、親しみや思いやりで接すれば尊く愛しく感じられます。
死はだれの身にも訪れ、避けることはできません。
それは崇高で厳粛なものです。
ご供養は、人にのみ与えられた、とても大切な善行であります。
先に逝った方々へ敬意と感謝を込めて、襟を正し向き合いましょう。
あなたの心は、必ずや伝わることでありましょう。
慈恵院 田中章恵
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