夏炉
皆さん、次の諺をご存知でしょうか?
「所の法には矢は立たぬ」
意味は、その土地の定めは、例え不合理と思ってもそこに居る限り従うしかない。
また少しニュアンスが違いますが「山門(お寺)に入れば、山門に従う」
お寺に来たらお寺の仕来り(規則)に従う。
最近、何かと世俗の風習をお寺に持ち込まれる方が多く見られます。
例えば、供養料(お経料)で「お釣りを下さい」「クレジットカードでお願い」云々。
将来的には、このような要望も受けざるを得なくなる状況になるかもしれませんが、お寺は良くも悪くも伝統を重んじるところであります。
当分の間は、どうかお寺の仕来りに従ってお参り下さい。
その方が亡きご先祖様、ペット達へのご供養になると思われます。
ところで、先日ようやくコロナも収まったのでお墓参りに行ってきました。
ご住職へ「よろしくお願い致します」とご挨拶しましたところ、「実は今年管理料を上げるつもりです。その節はよろしくお願い致します」とお話がありました。
即座に「はい、お任せ致します」とお答え致しました。
帰り道、ふとこれが「所の・・・」「山門・・・」かな?!
慈恵院・珪山
一覧へ戻る